子連れ旅行にキャンセル保険は必要?キャンセル料や選び方を現役パパが解説

子連れ旅行にキャンセル保険は必要?キャンセル料や選び方を現役パパが解説

子連れ旅行を計画するときに心配なのが、出発直前の急な体調不良。

特に子どもが保育園や幼稚園に通い始めると、風邪やさまざまな感染症をもらってくることも増えてきます。

「せっかく旅行を予約したのに、前日や当日に熱が出たらどうしよう……」
「ホテルや飛行機をキャンセルしたら、いくらかかるんだろう?」

そんな子連れ旅行の「もしも」に備えられるのが旅行キャンセル保険です。

とはいえ、「子連れ旅行なら毎回入った方がいいの?」「ちょっとした風邪や発熱でも保険は使えるの?」など、分からないことも多いのではないでしょうか。

この記事では、子連れ旅行をキャンセルすると実際にいくらかかるのか、どんな場合にキャンセル保険が使えるのか、どんな旅行なら入っておいた方がよいのかを、子育て中のパパ目線で分かりやすく解説します。

キャンセル保険だけでなく予約方法も少し工夫しながら、万が一行けなくなっても「まあ、仕方ない!」と思えるように備えておきましょう。

目次 Outline

子連れ旅行ではキャンセル保険に入った方がいい?

子連れ旅行ではキャンセル保険に入った方がいい?

子連れ旅行だからといって、毎回キャンセル保険に加入する必要はありません。

わが家が加入するかどうかを考えるときのポイントは、「キャンセルしたら実際にいくらかかるのか」と「子どもの体調不良などでキャンセルになる可能性がどれくらいあるか」の2つ。

この2つを踏まえて、キャンセル保険に入った方がよいケースと、入らなくてもよいケースをそれぞれ見ていきましょう。

キャンセル保険がおすすめなケース

「キャンセル料が高額になる場合」と「子どもの体調不良などでキャンセルする可能性が高い時期」には、旅行キャンセル保険への加入をおすすめします。

①高額なキャンセル料が発生するケース
  • 宿泊費自体が高額なリゾートホテルやラグジュアリーホテルなど
    → キャンセルするタイミングによって数万円単位のキャンセル料がかかることも
  • 「航空券+宿」、「新幹線+宿」などがセットになったダイナミックパッケージ
    → 旅行代金全体に対してキャンセル料がかかる場合があるので注意が必要

こうした旅行を予約するときは、事前にキャンセルポリシーを確認し、万が一キャンセルしたら実際にいくらかかるのかを把握したうえで、保険への加入を検討しましょう。

②キャンセルリスクが高いケース
  • 子どもが保育園や幼稚園に入園したばかりの時期
    → パパママ界隈では有名な「はじめての集団生活の洗礼」。風邪やさまざまな感染症をもらってきて、体調を崩すことも増えてきます。
  • 手足口病やインフルエンザなど季節性の感染症が流行する時期
    → 特に子どもが保育園や幼稚園に通っている家庭では、いつも以上に「旅行直前に体調を崩すかも」と考えておいた方が安心です。

こうした時期に旅行を予定する場合は、キャンセルになる可能性に加えて、「実際にかかるキャンセル料」と「保険料」を比較したうえで、加入するかどうかを判断しましょう。

筆者

筆者

わが家も来年の4月には子ども達を保育園に入れる予定です。来年のGWの旅行は、子どもが体調を崩して行けなくなるリスクが高いので、キャンセル保険の加入を積極的に検討しようと思っています!

キャンセル保険に入らなくてもよいケース

当然ですが、キャンセルしてもほとんど費用がかからない旅行であれば、旅行キャンセル保険に無理に加入する必要はありません。

①宿泊のキャンセル料がかからないケース
  • 実家や友人の家などに宿泊
  • 旅行当日まで無料キャンセルできる宿を予約
②キャンセル時の負担がない、もしくは小さい交通手段を利用するケース
  • マイカーでのドライブ旅行
  • 体調不良を理由とするキャンセル時に全額払い戻しされる航空券を予約
  • キャンセル時の払戻手数料が数百円でで済むEX予約で新幹線を予約

旅行キャンセル保険は、子連れ旅行の「もしも」に備える方法の一つです。
そもそもキャンセル料がかかりにくい旅行を組めるのであれば、保険に加入しないのも一つの選択肢です。

筆者

筆者

わが家では、万が一のキャンセル料を抑えるために、基本的にダイナミックパッケージは避け、移動手段と宿は別々に予約しています。

子連れ旅行を直前キャンセルするといくらかかる?

子連れ旅行を直前キャンセルするといくらかかる?

旅行キャンセル保険に入るかどうかを判断するためにも、まずは旅行をキャンセルしたら実際にいくらかかるのかを知っておきましょう。

キャンセル時の負担は、ホテルや飛行機、新幹線など、何をどう予約しているかによって大きく異なります。

ここからは、子連れ旅行で利用することの多い「ホテル・旅館」「航空券」「新幹線」「レンタカー」「ダイナミックパッケージ」について、直前にキャンセルした場合の費用をそれぞれ見ていきます。

ホテル・旅館のキャンセル料

ホテルや旅館のキャンセル料は、宿泊施設や予約したプランによって異なります。

一般的には宿泊日が近づくほどキャンセル料が高くなるため、子どもが前日や当日に体調を崩して旅行を中止する場合は、宿泊料金の大部分がキャンセル料としてかかることもあります。

【キャンセル料の例】
 ・7日〜4日前: 宿泊料金の20%前後
 ・3日〜2日前: 宿泊料金の50%前後
 ・前日: 宿泊料金の80%前後
 ・当日/無連絡:宿泊料金の100%

ただし、なかには旅行当日や直前まで無料でキャンセルできるプランや、急な体調不良によるキャンセルの場合に宿泊日程を無料で変更できる規定を設けている宿もあります。

子どもの急な体調不良が心配な場合は、宿泊料金だけでなく、「いつからキャンセル料がかかるのか」もチェックして宿を選びましょう。

航空券のキャンセル料

ANA・JALなど多くの航空会社では、体調不良によるキャンセル時に医師の診断書などを提出することで全額払い戻しを受けられる一方、PeachなどLCCでは同様の扱いにならない場合があります。

※航空会社の規定は変更される可能性があります。予約時・キャンセル時には各航空会社の最新情報をご確認ください。

航空会社によっては全額払い戻しを受けられるため、予約前に体調不良時の対応もチェックしておくと良いでしょう。

筆者

筆者

路線は限られますが、子どもの急な体調不良が心配なパパ・ママにとって、スカイマークのこのトライアルはかなり魅力的ですね!

新幹線のキャンセル料

新幹線をEX予約・スマートEXで予約している場合、直前に旅行をキャンセルしても大きな負担にはなりません。

予約している列車の発車時刻前にキャンセルすれば、1人あたり320円の払戻手数料(大人・子どもともに同額)を差し引いて払い戻しされます。

【EX予約・スマートEXの払戻手数料】
・前日までにキャンセル:320円/人
・当日の発車時刻前のキャンセル:320円/人
・発車時刻後のキャンセル:普通車指定席やグリーン車は区間ごとに定められた払戻手数料が発生

旅行に行けないと判断したら、発車時刻前までにキャンセル手続きを済ませましょう。

レンタカーのキャンセル料

キャンセル料の一般的な目安は以下の通りです。

・利用日の7日前まで:無料
・利用日の6~3日前:基本料金の20%
・利用日の2~1日前:基本料金の30%
・利用当日・無連絡:基本料金の50%

ただし、レンタカー会社の多くはキャンセル料に上限を設定しています。

乗用車の場合は6,000円台を上限としている会社が多いですが、1万円を超える会社もあります。

レンタカー会社キャンセル料の上限(乗用車)
ニッポンレンタカー6,000円
トヨタレンタカー6,000円
日産レンタカー6,600円
オリックスレンタカー13,200円
ニコニコレンタカー6,600円〜11,000円※
タイムズカーレンタル6,600円
バジェットレンタカー6,000円

※ニコニコレンタカーは、予約する車のクラスによってキャンセル料の上限が異なる

キャンセル料の規定や上限額を予約時に確認しておきましょう。

ダイナミックパッケージなどツアー商品のキャンセル料

「航空券+宿」「新幹線+宿」などをセットで予約できるダイナミックパッケージは、手軽でお得に旅行できる一方、キャンセル時には注意が必要です。

商品によっては予約直後から航空券部分の取消料が発生し、旅行日が近づくと旅行代金全体に対してキャンセル料がかかる場合があります。

キャンセル料の一般的な目安は以下の通り。

・予約後~21日前頃:航空券部分の取消料など
・20~8日前:旅行代金の20%程度
・7~2日前:旅行代金の30%程度
・前日:旅行代金の40~50%程度
・当日:旅行代金の50%程度
・無連絡:旅行代金の100%程度

たとえば旅行代金が20万円なら、当日にキャンセルすると10万円程度のキャンセル料がかかることも…。

ダイナミックパッケージを利用する場合は、予約時にキャンセルポリシーもしっかり確認しておきましょう。

家族旅行を当日キャンセルした場合の負担額をシミュレーション

ここまで見てきたとおり、子連れ旅行を当日キャンセルしたときの負担額は、「何をどう予約したか」によって大きく変わります。

そこで、旅行代金20万円の家族旅行を前提に、以下の3パターンで比較してみました!

A:航空券、ホテル、レンタカーを個別手配 【キャンセル無料のホテルに宿泊】
B:航空券、ホテル、レンタカーを個別手配 【キャンセル料が発生するホテルに宿泊】
C:ダイナミックパッケージで航空券、ホテル、レンタカーをまとめて手配

項目A:個別手配
[キャンセル無料の宿]
B:個別手配
[キャンセル料ありの宿]
C:ダイナミック
パッケージ
航空券10万円10万円―
ホテル8万円8万円―
レンタカー2万円2万円―
旅行代金 合計20万円20万円20万円
[当日キャンセル時の負担]
航空券5,000円※15,000円※1―
ホテル0円64,000円※2―
レンタカー6,000円※36,000円※3―
パッケージ――100,000円※4
負担額 合計11,000円75,000円100,000円
上記は一例です。実際のキャンセル費用や払い戻しの条件は、利用するサービスや予約内容によって異なります。

※1 医師の診断書を5,000円で取得し、航空券代は全額払い戻されたものと仮定。
※2 ホテルの当日キャンセル料を宿泊代金の80%として計算。
※3 当日キャンセル50%、上限6,000円のレンタカー会社を利用したものと仮定。
※4 当日のキャンセル料を旅行代金の50%として計算。

このように、同じ20万円の旅行でも当日キャンセルした場合の負担は大きく異なります。

そのため、万が一キャンセルした場合の負担額を予約前に確認しておくことが重要です。

旅行キャンセル保険とは?補償内容を解説

旅行キャンセル保険とは?補償内容を解説

そもそも旅行キャンセル保険とは、病気やケガなどで旅行に行けなくなった場合に、ホテルや航空券などのキャンセル料を補償してくれる保険のことです。

補償されるケースや費用について、以下で詳しく解説していきます。

旅行キャンセル保険と通常の旅行保険との違い

「旅行保険」と「旅行キャンセル保険」は名前が似ていますが、備えるリスクが異なります。

一般的な旅行保険は、旅行中の病気やケガなどのトラブルに備えるもの。

一方、旅行キャンセル保険は、病気やケガなどで旅行に行けなくなったときに発生するキャンセル料に備える保険です。

項目通常の旅行保険旅行キャンセル保険
主に備えるもの旅行中のトラブル旅行に行けなくなったときのキャンセル料
具体例旅行中の病気・ケガなど出発前の病気・ケガなどによるキャンセル
補償される費用の例治療費など宿泊・ツアーなどのキャンセル料

子どもの発熱・風邪は補償される?

旅行キャンセル保険には、病気やケガによる「入院」だけでなく、「通院」でも補償されるものがあります。

子どもの急な発熱や風邪で病院を受診し、旅行をキャンセルするケースに備えるなら、「通院」が補償対象になっている保険を選びましょう。

旅行キャンセル保険で補償される費用

旅行キャンセル保険では、病気やケガなどの補償対象となる理由で旅行をキャンセルした場合に、実際に発生したキャンセル料が補償されます。

主な補償対象は、以下のような費用です。

・ホテルや旅館のキャンセル料
・航空券や新幹線などのキャンセル料
・ツアーやダイナミックパッケージのキャンセル料
・その他、旅行に伴って予約したサービスのキャンセル料

たとえば、旅行代金20万円のダイナミックパッケージを当日にキャンセルし、10万円のキャンセル料が発生した場合、補償の対象となるのは実際に負担した10万円です。

ただし、何が補償されるかは保険商品によって異なるため、加入前に補償対象となる費用を確認しておきましょう。

子連れ旅行におすすめのキャンセル保険3選

子連れ旅行におすすめのキャンセル保険3選

旅行キャンセル保険は、保険料だけでなく、補償対象となるキャンセル料や補償を受けるための条件などが商品によって異なります。

単に保険料の安さで選ぶのではなく、「旅行をキャンセルした際に発生する費用がきちんと補償されるか」という観点で、自分たちの旅行に合った保険を選ぶことが重要です。

ここからは子連れ旅行におすすめのキャンセル保険を3つ紹介します。

いずれも、所定の条件を満たせば、子どもの急な発熱や風邪による通院で旅行をキャンセルした場合も補償対象となる保険です。

比較項目① Mysurance|Travelキャンセル保険② スマートプラス少額短期保険|旅行予約キャンセル保険③ AWPチケットガード少額短期保険|宿泊キャンセル保険
宿泊○○○
航空券○○×
レンタカー×○×
ツアー○○×
通院によるキャンセル○○○
通院時の診断書不要原則不要原則必要※(取得費用は上限3,000円まで保険会社が負担)
保険料の目安約3%約4%約7.5%
おすすめな人基本はこちら。宿+航空券などをまとめて備えたい人補償範囲重視。レンタカーまでまとめて備えたい人個別手配向け。航空券は病気時の払い戻し制度を利用し、宿泊だけ備えたい人

※AWPはチェックイン日当日に通院した場合、当日発行の医療機関の領収書で診断書を代用可能。

Mysurance|Travelキャンセル保険

3商品のなかで、まずおすすめしたいのがMysuranceの「Travelキャンセル保険」です。

  • 加入期限
    旅行予約から14日以内、かつ旅行開始日まで9日以上あること
  • 通院の条件
    旅行開始日を含めさかのぼって4日以内に通院していること
  • 通院時の必要書類
    診療明細書や医療費の領収書など 
    ※医師の診断書は不要
  • 注意点
    単体で予約したレンタカーは補償対象外
    ※ダイナミックパッケージなどでレンタカーが含まれている場合は補償対象

国内の宿泊や航空券、ツアーなど幅広い旅行予約が補償対象です。

保険料は予約代金の約3%が目安。

また、通院を理由に保険金を請求する場合、診療明細書や医療費の領収書などで通院の事実を確認できれば、医師の診断書の提出は不要な点も魅力です(診断書の発行には別途費用がかかります)。

筆者

筆者

保険料と補償範囲のバランスもよいため、子連れ旅行でキャンセル保険を検討するなら、まず候補にしたい保険です。
ただし、単体で予約したレンタカーが補償対象外となる点は要注意!

スマートプラス少額短期保険|旅行予約キャンセル保険

航空券や宿だけでなく、レンタカーのキャンセル料までまとめて備えたい場合は、スマートプラス少額短期保険の「旅行予約キャンセル保険」がおすすめです。

  • 加入期限
    旅行予約から7日以内、かつ旅行開始日まで6日以上あること
  • 通院の条件
    旅行開始日を含めさかのぼって4日以内に通院していること
  • 通院時の必要書類
    診療明細書
    ※医師の診断書は原則不要だが、追加の確認が必要な場合に提出を求められる可能性あり
  • 注意点
    単体で予約したレンタカーも補償対象
    ※航空券・宿泊・レンタカーなどを別々に予約した場合でも、まとめて申し込み可能

保険料は国内旅行の場合、予約金額の約4%が目安。

筆者

筆者

レンタカーのキャンセル料には上限を設けている会社も多いため、レンタカーまで補償するかどうかは、保険料とのバランスを見ながら判断したいですね。

AWPチケットガード少額短期保険|宿泊キャンセル保険

少しトリッキーな使い方ですが、航空券と宿を別々に予約する場合、航空券は航空会社の払い戻し制度を利用し、宿泊だけキャンセル保険に加入するという方法もあります。

そこで選択肢になるのが、AWPチケットガード少額短期保険の「宿泊キャンセル保険」です。

  • 加入期限
    宿泊代金の支払い(一部でも可)から5日以内、かつチェックイン日まで7日以上あること
  • 通院の条件
    チェックイン日の前日・当日・翌日のいずれかに医師の診察を受けていること
  • 通院時の必要書類
    原則として、保険会社所定書式または医療機関発行の医師の診断書
    ※チェックイン当日に通院した場合は、医療機関発行の領収証で代用可能
    ※保険金が支払われる場合、保険会社が診断書取得にかかる費用を3,000円を上限に負担
  • 注意点
    宿泊代金をクレジットカード等で事前決済する予約が対象で、現地支払いの予約は対象外

補償対象は宿泊施設のキャンセル料のみ。

保険料率は宿泊代金の約7.5%と高め。

ただし、保険金請求で必要となる診断書の取得費用も、上限3,000円まで保険会社が負担してくれます。

航空会社の払い戻し手続きで診断書のコピーや画像データを利用できる場合は、同じ診断書をAWPの保険金請求と航空券の払い戻しの両方に活用できます。

この方法を使うことで、Mysuranceやスマートプラスで航空券と宿泊の両方に保険をかけるよりも自己負担を抑えられる場合があります。

たとえば、以下の家族旅行を例に比較してみましょう。

【旅行代金:合計25万円】
・航空券代:20万円
・宿泊代金:5万円
※診断書の取得費用:5,000円と仮定

項目MysuranceAWP(+航空会社の
払い戻し制度利用)
保険料約7,500円※1約3,750円※2
診断書取得時の自己負担―※32,000円※4
負担額合計約7,500円約5,750円

※1 旅行代金25万円×保険料率 約3%=約7,500円
※2 宿泊代金5万円×保険料率 約7.5%=約3,750円

※3 保険金の請求に診断書の提出は不要。
※4 診断書取得費用5,000円のうち3,000円はAWPが負担。残り2,000円を自己負担。

このケースでは、旅行をキャンセルせずに済んだ場合、AWPでは保険料を約3,750円に抑えられます。

また、子どもの急な体調不良による通院で旅行をキャンセルした場合でも、保険料と診断書代を合わせた自己負担額は5,750円となり、Mysuranceより約1,750円抑えられる結果になりました。

特に、GWやお盆、年末年始などのハイシーズンで、宿泊費に比べて航空券代がかなり高額になる旅行では、宿だけに保険をかける方法を検討するメリットが大きくなります。

筆者

筆者

AWPの場合、宿泊分は保険会社、航空券分は航空会社へそれぞれ手続きが必要です。
多少手間がかかっても保険料やキャンセル時の自己負担額を抑えたい方は、選択肢の一つとして検討してみてください!

子どもの体調不良で旅行をキャンセル!保険金を受け取るまでの流れ

実際に子どもが体調を崩して旅行をキャンセルすることになったら、どのような手続きが必要なのでしょうか。

子どもの看病をしながら、旅行のキャンセルや保険金の請求まで進めるのは大変です。

いざというときに慌てないよう、保険金を受け取るまでの流れを確認しておきましょう。

①病院を受診する

子どもが発熱するなど体調を崩した場合は、旅行のキャンセル手続きよりも、まずは病院の受診を優先しましょう。

受診後にもらう診療明細書や領収書などは、保険金の請求時に必要になる可能性があるため、捨てずに保管しておきましょう。

また、AWPの宿泊キャンセル保険や、航空会社の体調不良時の払い戻し制度を利用する場合には、医師の診断書が必要になるケースもあります。

診断書が必要だと分かっている場合は、受診時にあわせて発行を依頼しておくと、その後の手続きがスムーズです。

②旅行をキャンセルする

病院を受診したら、宿泊施設や航空券、新幹線、レンタカーなどのキャンセル手続きを進めましょう。

特に注意したいのが、航空会社の体調不良時の払い戻し制度を利用する場合です。

体調不良時の全額払い戻しの特例を適用してもらえるよう、自分でWebやアプリからキャンセルするのではなく、航空会社の規定に従って手続きを進めましょう。

また、新幹線をEX予約・スマートEXで予約している場合は、発車時刻前にキャンセルすることも忘れずに。

発車時刻前であれば払戻手数料は320円/人で済みますが、普通車指定席やグリーン車を予約している場合、発車時刻を過ぎると区間ごとに定められた「特定額」の払戻手数料が発生するためです。

③必要書類を準備する

旅行のキャンセル手続きが終わったら、保険金の請求に必要な書類を準備しましょう。

ここでは、子どもの体調不良で病院を受診し、旅行をキャンセルした場合を例に紹介します。

基本的に準備するのは、以下の3点です。

  • 旅行の予約内容が分かる書類
    ex.予約確認メール、予約詳細画面
  • 子どもが通院したことが分かる書類
    ex.診療明細書、医療費の領収書
  • キャンセル料を負担したことが分かる書類
    ex.キャンセル料の領収書、クレジットカードの利用明細

AWPの宿泊キャンセル保険では、通院によるキャンセルの場合、原則として医師の診断書が必要です。

保険金が支払われる場合は、診断書の取得費用を上限3,000円までAWPが負担してくれるため、発行時の領収書も忘れずに保管しておきましょう。

④オンラインで保険金を請求する

必要書類が揃ったら、保険会社のWebサイトから保険金を請求しましょう。

今回紹介した3つのキャンセル保険は、いずれもオンラインで保険金請求の手続きができます。

画面の案内に沿って必要事項を入力し、診療明細書やキャンセル料の領収書など、準備した書類をアップロードすれば申請完了です。

書類に不足がある場合などは保険会社から追加提出を求められることもあるため、保険金を受け取るまでは関連書類を保管しておきましょう。

⑤保険金を受け取る

保険金の請求が完了すると、保険会社で提出した書類の確認・審査が行われます。

審査が完了し、保険金の支払いが認められると、指定した銀行口座に保険金が振り込まれます。

振り込みが確認できたら、保険金の請求手続きは完了です。

旅行キャンセル保険に関するQ&A

最後に、旅行キャンセル保険に関するよくある疑問についてQ&A形式で解説します。

旅行予約後でもキャンセル保険に加入できる?

はい、旅行予約後でも加入できます。

ただし、今回紹介した3商品はいずれも加入期限が設けられているため、予約後一定期間が経過している場合や、旅行直前では加入できません。

・Mysurance|Travelキャンセル保険
→ 旅行予約から14日以内、かつ旅行開始日まで9日以上あること

・スマートプラス|旅行予約キャンセル保険
→ 旅行予約から7日以内、かつ旅行開始日まで6日以上あること

・AWP|宿泊キャンセル保険
→ 宿泊代金を支払った日から5日以内、かつチェックイン日まで7日以上あること

Airbnbで予約した宿もキャンセル保険の補償対象になる?

今回紹介した保険のうち、Mysuranceとスマートプラスは、Airbnbで予約した宿泊も補償対象になります。

Mysuranceは公式サイトで、スマートプラスには直接問い合わせて確認済みです。

一方、AWPの宿泊キャンセル保険は、民泊は申し込みできないと公式サイトでも明記されており、Airbnbでの民泊予約は補償対象にならないようです。

親や兄弟の体調不良で旅行をキャンセルした場合も補償される?

はい、親や兄弟など、旅行に同行しない家族の体調不良でも補償される場合があります。

ただし、補償対象となる親族の範囲や通院日の条件は保険によって異なります。

今回紹介した3つの保険では以下のようになっており、Mysuranceが3商品の中で最も手厚くなっています。

・Mysurance|Travelキャンセル保険
→ 6親等以内の血族・配偶者・3親等以内の姻族が対象。旅行開始日を含めてさかのぼって4日以内の通院などが対象で、看護・介護を行うことが条件。

・スマートプラス|旅行予約キャンセル保険
→ 配偶者・1親等以内の親族が対象。旅行開始日の当日または前日の入院・通院などが対象で、看護・介護が必要となった場合に補償される。兄弟姉妹は対象外。

・AWP|宿泊キャンセル保険
→ 配偶者・2親等以内の親族が対象。チェックイン日前後1日以内の通院などが対象で、看護・介護が必要となった場合に補償される。

保険加入後に旅行内容を変更した場合はどうなる?

旅行の日程や旅行代金などを変更した場合の対応は、キャンセル保険によって異なります。

今回紹介した保険のうち、Mysuranceやスマートプラスでは、旅行開始日などを変更した場合、いったん契約を解約し、変更後の旅行内容であらためて加入する必要があります。

一方、AWPでは変更後の出発日が補償対象となりますが、旅行代金が変更になっても補償される金額は保険加入時のままです。

旅行内容を変更した場合は、加入しているキャンセル保険で手続きが必要か確認しましょう。

クレジットカードの旅行保険にキャンセル補償はある?

アメリカン・エキスプレスの「キャンセル・プロテクション」や、JTB旅カード JCB GOLDの「旅行取消料補償制度」など、旅行のキャンセル費用を補償するサービスが付帯しているクレジットカードはあります。

ただし、補償されるのは入院など一定の条件を満たした場合が中心で、子どもの急な発熱や風邪による通院で旅行をキャンセルした場合は、補償対象にならないようです。

子どもの急な体調不良に備えたい場合は、「通院」が補償対象となる旅行キャンセル保険を検討しましょう。

まとめ|子連れ旅行はキャンセル時の負担を確認して備えよう

今回は、「子連れ旅行でキャンセル保険に入った方がいいケース」と「子どもの急な体調不良に備える方法」について解説しました!

▪️この記事の要約

  • 子連れ旅行だからといって、毎回キャンセル保険に加入する必要はない
    「キャンセルしたら実際にいくらかかるのか」と「キャンセルになる可能性」を踏まえて、必要な分だけ備えよう。
  • ホテルや航空券、新幹線などは、予約する商品やプランによってキャンセル料が大きく異なる
    旅行を予約するときは、料金だけでなく「いつから・いくらキャンセル料がかかるのか」も確認しておこう。
  • 子どもの急な発熱や風邪に備えるなら、「通院」が補償対象になっているキャンセル保険を選ぼう
    保険によって加入期限や必要書類なども異なるので、事前に確認しておこう。
  • キャンセル保険は、旅行に行けなくなったときの負担を抑える方法の一つ
    当日までキャンセル料がかからない宿を選んだり、航空券と宿を別々に予約したりする方法もある。

この記事を読んで、
「キャンセルになっても、これくらいの負担なら大丈夫!」
「今回はキャンセル保険に入っておこう!」
と、自分たちの旅行に合った備えを選べるようになれば何よりです。

キャンセルへの備えができたら、あとは家族旅行を楽しみに待つだけ。

万が一行けなくなっても「まあ仕方ない!」と切り替えられるように、旅行を予約するときから「もしも」に備えておきましょう。

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Wrote this article この記事を書いた人

けいパパ 男性

横浜市在住の2才児(女の子)と0才児(男の子)のパパです。 生まれは九州。都内でサラリーマンをしています。 学生の頃から旅行が趣味で、現在では家族で色んな場所に出かけて たくさんの思い出を作っています!

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